令和6年度 市立横手 病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
  4. 転倒・転落発生率
  5. 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
  6. 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
  7. d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
  8. 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
  9. 身体的拘束の実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 79 35 61 86 160 372 863 1201 849 318
当院は、地域の基幹病院として、急性期を中心に回復期の機能も担っており、地域の人々に安心できる良質な医療を幅広い年齢層の患者さんに提供しています。
また、地域包括ケア病棟を配置し、地域の慢性期機能施設と連携を図り、外来から入院、そして退院後の在宅医療へと切れ目のないサービスの提供を行っています。
令和6年度の退院患者数は、コロナ禍以降厳しい病床運用が続いておりますが、令和5年度から少しずつ回復傾向にあり前年度と比較し全体で553名増加しました。
50代から80代の患者数は、各年代で前年度より100名以上増加しています。
平均年齢は、69.4歳(男性68.5歳、女性70.3歳)となっています。男性は2歳、女性は約3歳、前年度より平均年齢が下がりました。
当院の退院患者年齢構成は、前年度と同様に70歳代の患者さんが一番多く全体の約30%を占めています。70代の疾患は、胃、大腸、膵臓といった消化器の悪性腫瘍が一番多くなっており、内視鏡的切除術や化学療法を行っています。
次に多い60代の患者さんは、前年度より212名増加しており、消化器系の悪性腫瘍や良性腫瘍といった疾患が多くなっています。また、膝関節症や脊椎障害といった整形外科疾患も多くなっています。
0~10歳未満の患者さんの主な疾患は気管支炎や腸炎といった急性疾患が多くなっています。
20代、30代の患者さんは、婦人科疾患が一番多くなっており女性の患者さんが約70%を占めています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 35 34.37 20.78 5.71 84.11
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 - 1あり 25 21.48 13.77 - 66.08
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 17 25 13.66 - 81.41
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 14 33.36 16.40 7.14 87.71
100380xxxxxxxx 体液量減少症 - - - - -
糖尿病内分泌科では、糖尿病患者さんの血糖コントロール及び教育入院を行っています。令和6年度の患者数は前年度より7名増加しています。
糖尿病の患者さんに対し、入院中は血液検査や尿検査を通じてインスリン分泌能の評価を行い、超音波検査を施行して合併症の評価も行っています。
また、管理栄養士による栄養指導、リハビリテーション科での運動療法も行っています。食事療法、運動療法、薬物療法を通じて良質な血糖コントロールを行い、
合併症のリスクを可能な限り下げることを目標としています。
糖尿病以外の患者さんの他にも、誤嚥性肺炎や尿路感染症といった内科疾患の治療も行っています。
消化器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 413 2.12 2.57 - 67.2
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 98 13.01 8.88 2.04 77.79
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 80 26.36 20.78 2.5 85.53
06007xxx9905xx 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2 - 5あり 55 24.7 6.74 - 59.93
060035xx99x5xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 - 5あり 47 3 4.42 - 67.28
消化器内科の治療は、主に大腸ポリープや胆管結石、閉塞性黄疸に対する内視鏡的治療を多く行っており、この2疾患は毎年上位2位を占めています。
その他にも誤嚥性肺炎に対する治療や、消化器癌に対する化学療法も行っています。
循環器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 48 26.42 20.78 6.25 83.79
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 重症度等他の病院・診療所の病棟からの転院以外 44 26.23 17.33 - 84.61
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり 29 2.00 2.02 - 62.52
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし - - - - -
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1/3あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - - - -
循環器内科では、主に心不全の治療を行っています。心不全の患者さんは高齢化に伴い年々増加傾向にありますが薬物治療の充実により入院数の減少がみられます。
睡眠時無呼吸症候群検査入院は健診や他院からの紹介などにより前年同等で推移しています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 11 3.64 5.55 - 7.36
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) - - - - -
180030xxxxxx0x その他の感染症(真菌を除く。) 定義副傷病なし - - - - -
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし - - - - -
030270xxxxxxxx 上気道炎 - - - - -
小児科では、ウイルス性腸炎や気管支炎での入院が多くなっています。
近年は、ウイルス感染症が増加傾向にあり、令和6年度の小児科疾患の約30%を占めています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060035xx99x5xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 - 5あり 44 2.05 4.42 - 67.98
060035xx99x4xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 - 4あり 36 2.83 4.18 - 71.97
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 32 4.16 4.54 3.12 70.38
060040xx99x6xx 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 - 6あり 28 2.14 4.59 - 67.57
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 23 6.43 5.99 - 63.52
外科では、主に消化器疾患に対する手術や化学療法を行っています。
手術は、術後疼痛が少なく入院期間の短縮や合併症の期待ができる鏡視下手術を積極的に行っています。
また、化学療法は薬剤師や看護師と連携をとり、患者さんが適切安全に治療を行える体制を整えています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 70 33.56 25.29 - 81.49
070350xx02xxxx 椎間板変性、ヘルニア 椎間板摘出術 後方摘出術 37 17.54 13.83 - 55.00
160610xx01xxxx 四肢筋腱損傷 関節鏡下肩腱板断裂手術等 32 27.69 16.15 - 65.00
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 31 22.23 21.38 - 73.71
160760xx01xxxx 前腕の骨折 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨等 30 3.00 5.95 - 67.87
整形外科では高齢による骨粗鬆症の患者さんの増加に伴い、しりもちをついて生じる大腿骨骨折の患者さんが増加しています。
股関節、大腿骨骨折の患者さんは、昨年度より20名増加しています。
90歳を過ぎている方でも早期に手術して寝たきりになるのを防ぐ必要があります。整形外科では脊椎骨折についてセメント充填により早期に痛みを取り去る手術を行っています。
また股関節や膝関節についても人工関節などで痛みをとって快適に生活できる手術を行っています。
腰椎椎間板ヘルニアでは小さい侵襲で済む、内視鏡や顕微鏡を用いた手術を行っています。
肩腱板断裂に対する手術も年々増加傾向にあります。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 21 4.29 6.11 - -
120010xx99x30x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 - 3あり 定義副傷病なし 19 4.95 4.12 - 52.63
120050xx99x1xx 絨毛性疾患 手術なし 手術・処置等2 - 1あり 18 1.00 5.50 - 26.17
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 - 4あり 定義副傷病なし 17 2.82 4.07 - 66.06
120260x001xxxx 分娩の異常(分娩時出血量2000ml未満) 子宮破裂手術等 16 9.88 9.34 6.25 34.88
産婦人科では、例年同様に子宮癌に対する化学療法が多くなっています。
また、帝王切開の症例は例年より多くなっています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 重症度等片眼 80 2.00 2.49 - 73.90
眼科では、白内障や緑内障、屈折異常といった眼科疾患に対する診断、治療を行っています。
白内障に対しては、1泊2日の入院で手術を行っています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 64 - - 30 - - 1 7,8
大腸癌 49 19 34 153 - 54 2 8
乳癌 21 22 11 15 - - 1 7,8
肺癌 - - - 11 - - 1 8
肝癌 - 18 - - - - 2 6
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
患者数は、延べ患者数となっていますので、化学療法等で入退院を繰り返した場合、入退院を繰り返した回数分の患者数となっています。

当院の癌症例の平均年齢は、71.7歳(男性72.3歳、女性70.9歳)となっています。
最も多い部位は、大腸となっています。次いで胃、乳腺の順番となっています。大腸癌の年齢は、60代の患者さんが一番多くなっており、次いで70代、80代の
順となっています。平均年齢は71.1歳(男性70歳、女性72.5歳)で、70歳以上の患者さんが全体の約53%を占めています。大腸癌に対する治療は内視鏡的治療が最も多くなっています。
次に多い部位は、胃となっています。平均年齢は74.6歳(男性74.5歳、女性74.9歳)で70代の患者さんが一番多くなっており、70代以上の患者さんが全体の約79%を占めています。
胃癌に対する治療は、内視鏡的治療が最も多く、次いで外科的手術となっています。
当院の治療は、Ⅰ期やⅡ期といった早期の胃癌や大腸癌の患者さんに対しては、体への負担が少ない内視鏡的治療や腹腔鏡下手術を行い、入院期間の短縮や早期に社会復帰が出来るように努めています。
また、Ⅲ期やⅣ期の患者さんに対しては、状態に応じて手術や化学療法を行っています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 31 17.23 76.84
重症 16 25.31 84
超重症 - - -
不明 - - -
当院の市中肺炎の患者さんは、前年度と比較し15名増加し、年々増加傾向にあります。
特に重症の患者さんが前年度より9名増加しています。
入院期間は、症状が重症になるほど治療に要する期間が長くなっており、超重症の患者さんの治療期間は約37日となっています。
市中肺炎全体の平均年齢は、前年度より1歳下がり77歳となっています。
前年度の中等症の患者さんの平均年齢は81歳でしたが、令和6年度は約77歳となっており約4歳下がっています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 25 28.28 83.76 6.9
その他 - - - -
当院に脳梗塞で入院される患者さんは、発症日から3日以内の患者さんが全体の約83%を占めています。
平均年齢は約84歳となっており、昨年度より4歳高くなっています。
性別では、男性が12名、女性が17名で女性の患者さんが多くなっています。
平均年齢は男性が81歳、女性が86歳となっており女性の患者さんの平均年齢が男性の患者さんより5歳高くなっています。
平均在院日数は、前年度は31.9日でしたが、令和6年度は27.6日となっており、前年度より約4日短くなっています。
当院では、脳梗塞に対する急性期治療を経過し、病状が安定した患者さんの多くは地域包括ケア病棟に転棟していただき、在宅復帰に向けて治療・支援を行い、安心して退院していただけるよう体制を整えており、令和6年度は約58.6%の患者さんが自宅に帰られています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)(EMR) 420 0.02 1.04 - 67.33
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 70 2.37 12.66 1.43 78.5
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜)(ESD) 48 1 5.38 - 74.75
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 41 2.27 6.54 - 62.29
K654 内視鏡的消化管止血術 40 2.13 8.95 2.5 75.75
消化器内科では、主に大腸の腫瘍に対する内視鏡手術を行っています。
また、胆道閉塞に対する手術も多く行っています。
内視鏡手術は、胃カメラや大腸カメラ(上部、下部内視鏡)を使用し消化管の中から腫瘍切除等を行いますので、患者さんへの負担が非常に少ないため積極的に行っています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 33 1 4.21 - 63.91
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 22 1 2.05 - 68.5
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 14 0.93 4.29 - 67.36
K655-22 腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術) 12 3.25 18.67 - 73
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 12 1.33 7.08 - 55.25
外科では、腹腔鏡手術を積極的に行い患者さんへの負担の少ない診療を目指しています。
腹腔鏡手術は開腹手術に比べ手術の傷が小さく、術後の痛みも少ないなどの特徴があり、外科で行われている手術別患者数上位5位のうち4疾患に対し腹腔鏡下手術を行っています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(膝) 74 1.57 22.01 - 71.23
K0461 骨折観血的手術(大腿) 72 2.26 27.67 - 82.25
K0462 骨折観血的手術(下腿) 45 1.87 6.33 - 65.49
K1342 椎間板摘出術(後方摘出術) 37 1.84 14.7 - 55
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方椎体固定) 30 1.87 16.7 - 65.93
令和6年度の整形外科手術は、膝や股関節疾患に対する人工関節置換術や脊椎固定術、椎間間板摘出術などの脊椎手術が多く行われています。
また、肩腱板断裂の患者さんが多くなっており、関節鏡下腱板断裂手術も年々増加傾向にあります。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 19 1.05 7.21 5.26 33.89
K877 子宮全摘術 14 1.29 8.29 - 45.79
K879 子宮悪性腫瘍手術 14 2.07 9.36 - 59.36
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 14 1 3.86 - 57.14
K861 子宮内膜掻爬術 13 0 0.08 - 58.23
産婦人科では、子宮筋腫や子宮癌に対する手術や卵巣のう腫に対する腹腔鏡手術を行っています。
令和6年度の子宮附属器腫瘍に対する腹腔鏡手術は、前年度より4件増加しています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 80 0 1 - 73.98
眼科ではクリティカルパスを利用し、効率的かつ安全で質の高い医療を提供しています。
患者数は、地域の高齢化に伴い増加傾向にあり、今後も増えていくと予想されます。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 36 1.03 2.72 - 75.42
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) - - - - -
K007-2 経皮的放射線治療用金属マーカー留置術 - - - - -
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用) - - - - -
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 - - - - -
泌尿器科では、膀胱癌に対する経尿道的膀胱腫瘍切除術を行っており、患者数は年々増加しています。
経尿道的手術は、内視鏡を使用している為、開腹手術より患者さんの身体的負担が少なく、入院期間は約5日間と短期間になっています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 29 0.72
異なる 17 0.42
当院の主な手術・処置等の合併症は、前年度と同じ透析シャント閉塞や中心静脈カテーテル感染といった疾患となっています。
また、手術後の合併症として術後出血や術後腹腔内膿瘍などがありますが、これらの合併症は、医療の性質上なくす事は出来ませんが、発生を最小限に抑え、安心で良質な医療を提供出来るよう日々努力しています。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
600 568 94.67
肺血栓塞栓症は、エコノミークラス症候群ともいわれ、血栓が肺に詰まることで呼吸困難や胸痛を引き起こし、命に関わることも
ある疾患です。
当院では、手術を受ける患者さんのリスクを評価し、弾性ストッキングなどを着用し適性な予防策を実施し、肺血栓塞栓症を未然に防げるよう取り組んでいます。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
- - -
本項目の定義に該当する患者さんはおりません。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
364 224 61.54
抗菌薬は、使用する薬剤の種類を適切に選択すること、適切な投与量を使用することで、感染症治療の効果向上や耐性菌出現の抑制が期待できます。
そして治療開始前に細菌培養検査をおこない、起炎菌に合わせた抗菌薬に変更することで、個々の患者様に応じた、適切な治療を行うことができます。
当院では広域スペクトル抗菌薬の使用症例を全例把握、使用状況のチェックを行い、届出制としています。本指標は、抗菌薬適正使用を支援することに役立てられています。
転倒・転落発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
- - -
本項目の定義に該当する患者さんはおりません。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
- - -
本項目の定義に該当する患者さんはおりません。
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率ファイルをダウンロード
全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
637 637 100
予防的抗菌薬は、手術後の感染症を防ぐ目的で使用される抗菌薬です。
執刀前60分以内に投与開始され、執刀時には完了されていることが推奨されています。
当院では、ガイドラインを活用し適性な抗菌薬使用を行っています。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
- - -
本項目の定義に該当する患者さんはおりません。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合ファイルをダウンロード
65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
2794 890 31.85
当院では、栄養スクリーニングで栄養障害のある患者さん、あるいはそのリスクがある患者さんを抽出し、栄養アセスメントで栄養状態を評価しています。
早期に栄養状態を評価し、適切な介入をすることで、低栄養の進行や合併症の予防、早期回復につながります。
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退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
46731 14141 30.26
当院では、患者さんまたは他の患者さん等の生命や身体を保護するために緊急やむを得ない場合を除き、身体拘束を禁止しています。
緊急やむを得ず身体拘束を行う場合、医師や看護師を含む他職種で検討し、医師が指示し、患者さんや家族等への説明と同意を得て行うことを原則としています。
また、身体拘束最小化のための体制として院内に身体拘束最小化チームや指針を作り身体拘束をしない診療・看護の提供に努めています。
更新履歴
2025/9/29
「令和6年度 市立横手病院 病院指標」更新